2010-11-02から1日間の記事一覧

ホセ・ドノソ『ラテンアメリカ文学のブーム』バルガス=リョサ『緑の家』

ホセ・ドノソ『ラテンアメリカ文学のブーム』 この本が面白いのは1960年代にラテンアメリカ文学ブームの渦中にあつたチリの作家ドノソの証言だからだ。「1960年代の波瀾に富んだ小説の国際化と私は行動を共にしてきたという気持ちが強く」とドノソも…

バルガス・リョサ『緑の家』 2010年ノーベル文学賞受賞バルガス・リョサを読む。『緑の家』は多層的・多声的にペルーのアマゾン支流とアンデス山脈の間の地域でのスペイン系ペルー人やインディオ、日系ブラジル人の生き様と人間関係を扱った全体小説であ…