2016-02-20から1日間の記事一覧

マルコム・カウリー『八十路から眺めれば』

マルコム・カウリー『八十路から眺めれば』 老年は悲惨だという本も多い。ボーヴォワールの『老い』は、ペシミスティックな色彩が濃い。カウリーのこの本を読んでいて、私はキケロの『老境について』(岩波文庫、吉田正道訳)に近い老年観を感じた。「黄金の…